Lem LOOSING SUMMER SET
レム ルージング・サマー・セット

loosing summer set

ビニ音第四弾。エレクトロを基本にDUB、ロック、サイケ、歌ものと曲ごとにいろいろな味わいを見せてくれる本作は、さながら現時点でのLEMのベスト盤、入門編とも言える作品です。浮遊感あふれる音群は夏のうかれた海なんて嫌いなあなたにこそふさわしい夏の1枚になるはず。うかれた海好きの人は帰りに聞きましょう。(笑)ラストを締めくくる「saturday children」で涙必至。

LEMご本人による曲解説
01. lempark
リリースの話が来て新しく作った曲です。ギターの音作り(微弱ノイズ、等)が気に入っています。最近の自分の音楽的傾倒としてのエレクトロニカよりなダウンテンポな曲です。
02. sweet erotic sign play
去年作った曲です。バンドサウンド的な音作りです。ストレートで気持ちアッパーなインスト曲。60年代の立木義浩などのスタイリッシュなヌード写真をイメージして作りました。
03. girl friend (shibajun mix)
アコギの弾き語り曲を、元バンドメイトの柴崎くんがDUBサウンドでリミックスした曲です。あまりの変貌ぶりに出来上がった時驚いたのですが、原曲の雰囲気は上手く残してくれていると思います。
04. loosing summer set
タイトル曲です。恐らく夏であろう夕暮れ時の波の写真を見ながら作った曲です。ゆるりとした夏ソング。後半のドラムンチックなスライドギターの絡みが気に入っています。
05. snow loop slow libido
初期の曲です。LEMとしてやっと納得のゆく最初の作品だといえます。浮遊感は自分の曲作りの中で最も意識する所で、この曲はなかなか上手くいってると自負しています。淡々とした雰囲気にしたくて歌入れに苦労した曲です。
06. alpaka sound #01
この曲から今のLEMの音作りが始まったと思います。友人の恵谷くんと2人でアレンジした曲です。前半のメロウな曲調から、後半のグロッケン、ギター、ドラムのポストロック的展開への流れが気に入っています。
07. satuday children
LEMを始める前に作った古い曲です。ある土曜日の午後に遊びで偶然できた曲。窓から木漏れ日が入ってきて、穏やかな時間だった事を覚えています。ヘボヘボな曲ですが、あまりにも無防備で、音楽に対する欲が皆無なところが気に入り敢えて選曲しました。

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